―市民社会研究教育の継続的推進を図る―
一橋大学は2001年に地域社会との共同の試みである「くにたちプロジェクト2001」研究会を国立市、富士見台商店街、市民団体などと協働して開催して以来、これらのアクターと連携しながら地域社会活性化に取り組んできました。この取り組みは、「人間環境キーステーション構想とまちづくり授業」へと発展し、2004年に文部科学省の「特色ある大学教育支援プロジェクト」に選定されました。
2004年度から2006年度には社会学研究科でも「先端課題研究5」として市民社会をテーマとする研究を実施するなど、市民社会に関する理論的な整理で大きな成果を挙げました。さらに、「市民社会指標」を作成する研究プロジェクトがスタートし、中国清華大学との研究交流や「院生が企画する国際プロジェクト」が実施されました。
このように一橋大学は市民社会への研究・教育そして、地域社会との協働を積極的に進めています。また、一橋大学は日本における市民社会研究を第2次世界大戦前からリードしてきた実績を持っています。
本センターの開設によって、理論、政策、社会調査、実践の4つの角度から継続的に市民社会研究・教育および実践を推進していきます。
国立大学法人一橋大学 大学院社会学研究科
市民社会研究教育センター
林 大樹
本センターは「市民社会」について、調査研究活動、教育活動ともに、大学と地域社会との連携・協働を進めるために一橋大学大学院社会学研究科内に設立されました。
「まちづくり」授業は、一橋大学の全学共通教育科目です。学生は国立を「まちづくり」実践の現場として、市民や自治体との協働のもとに様々なプロジェクトを推進しています。
市民社会研究教育センター
〒186-8601
東京都国立市中2-1
国立大学法人一橋大学
大学院社会学研究科
林大樹研究室
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FAX 042-580-8640
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