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本センターは世界的に大きな議論を集めている市民社会に関して、その調査研究および学生・院生への教育活動を行うために設立されました。

ギリシア・ローマ時代から始まり西欧で発展したとされる「市民社会」は、近代以降、日本でも大きな進展を見せ、近年ではアジア・東欧諸国でも盛んになりつつあり、その可能性が議論されるようになりました。この意味で市民社会はグローバルな現象となっているといえます。

近代の社会科学はある意味で「市民社会学」であると言うこともでますが、一橋大学は日本における市民社会研究を第2次世界大戦前からリードしてきました。このような知の蓄積をさらに発展させ、社会に貢献するため、市民社会の研究・教育・連携を推進することが本センターの目的です。

研究における具体的な目的としては、これまで社会学研究科内で行ってきた市民社会研究プロジェクトを継続・発展させることをめざします。

教育における具体的な目的は、上記プロジェクトへの院生の参加による教育効果の他、寄付講義への貢献、先端課題研究8への貢献、さらに清華大学などとの交流を促進するなどをめざします。

さらに社会的な連携活動の具体的な目的としては、一橋大学の全学プロジェクト「人間環境キーステーションとまちづくり授業」等において取り組んできた大学と地域社会との連携・協働の活動を継続発展させ、実践活動を通じて得られた情報・経験等を活用しながら市民社会研究の推進を図るとともに、その学術的成果を社会に還元していくことをめざします。

本センターは「市民社会」について、調査研究活動、教育活動ともに、大学と地域社会との連携・協働を進めるために一橋大学大学院社会学研究科内に設立されました。

「まちづくり」授業は、一橋大学の全学共通教育科目です。学生は国立を「まちづくり」実践の現場として、市民や自治体との協働のもとに様々なプロジェクトを推進しています。

市民社会研究教育センター
〒186-8601
東京都国立市中2-1
国立大学法人一橋大学
大学院社会学研究科
林大樹研究室
TEL 042-580-8655
FAX 042-580-8640
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国立大学法人一橋大学大学院社会学研究科内 市民社会研究教育センター